退職前の自分へ

理想的な人生とは何か。これからどう生きるかを書き綴る

タイムズ駐車場

車で出かけることが多いので、目にすることが多いタイムズの駐車場。

黄色い看板に黒文字の独特のロゴなので、すぐにわかってしまう。

そんな親近感の湧く駐車場を経営しているのが、パーク24という会社だった。

何年か前に株主優待が話題になった時、将来有望な株の第一位ということで雑誌に紹介されていたパーク24に目がとまったのは、街でよく見かけるからやはり今後も成長していく会社なんだろうなと思ったからだ。

確かに第一位に選ばれるだけあって、株主優待として駐車場の無料券がいただけた。しかし、そのころの僕は旅行に出かける暇もないくらい仕事が忙しくて、せっかくいただいた駐車券を使う機会もなかったのだ。

やがて、街中の空き地が時間貸しの駐車場に様変わりするようになり、他業種からの参入もあってタイムズの時間貸しの価格が高く思えるようになってきたのである。

そして、無配転落。株価はあっという間に暴落。

それでも、将来成長する有望な会社なので持ちづつけるといいという証券マンの言葉を信じて保有しつづけたが、コロナ禍の影響もあってついに株主優待もなくなってしまった。

最悪期は脱したかと思った矢先、パーク24から受け取った通知には、無配当かつ株主優待の見送り、さらに赤字決算という最悪の結果が書かれていたのである。

当然、翌日の株価は下落率ナンバーワンという汚名を頂戴し、僕は大損という被害を受けてしまったのである。

最近、車を運転していて、あの黄色い看板を見るたびに苦虫を噛み潰した顔をしてしまうのは、僕だけなのだろうか。

 

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過去の優待券