退職前の自分へ

理想的な人生とは何か。これからどう生きるかを書き綴る

あつ森の世界と自分の夢

あつ森、つまり「あつまれどうぶつの森」という任天堂switchのゲームをしていたのだが、ゲームの世界の空が異様に綺麗に輝いていた。何のことはない、南半球の世界でゲームを始めて半年、今は冬の季節という季節柄、ただ単に夜空にオーロラが描かれていたに過ぎないのだが、僕にとってオーロラというものは昔から憧れの存在なのである。

とりわけ、天体が好きという訳ではないが、自分の中では断トツで皆既日食とオーロラだけは死ぬまでに見てみたい天体ショーで、そのほか、金環日食、流星群、彗星が機会があれば見てみたいというランク付けなのである。

皆既日食については、何年か前に日本で見られる天体ショーということで、一躍注目を浴びた悪石島へのツアーが40万円以上もするうえに、宿泊施設等の条件もお世辞にも価格相当だとは思えなかったことから、半額程度で行くことができたお隣の国である中国上海ツアーに参加したくらい、是非とも見てみたい天体ショーであったわけである。

で、皆既日食は見られたのかって?

いやいや、連日好天気に見舞われて観光旅行としては良かったのだが、皆既日食当日になって土砂降りの大雨。観測する根性もなく、雨があたらない屋内でその時が来るのを待ち続け、食が最大になる直前に外に出てカウントダウン。約5分間に渡る壮大なショーを堪能、いや、想像していた太陽が隠れるというのが見られなかったので、暗闇になるという気分だけを味わって終了という結果だったのである。

あと何十年かすると東京でも皆既日食が見られるということなので、それまで長生きしようと密かに思っている次第。

一方、オーロラについては、北欧だったりカナダだったり、いくつかの観測ツアーがあって、その気にさえなればいつでも見られるということなのであるが、そもそもツアー費が高い。そのうえ、寒い。もともと寒い場所は苦手なので、極寒の中、長時間過ごすのはまっぴら御免なのである。また、オーロラが必ず見られるという保証もない。このような条件の下で会社を長期間休んで大金を払ってツアーに参加して、もしも見ることができなかったら。いや、僕にとっては見られない可能性の方が高いと思われるので、いまひとつ踏ん切りがつかないのである。

現に、皆既日食金環日食ともに旅行先では雨に降られて太陽が見られていないのである。二度あることは三度ある。オーロラの楽しみは当分の間、あつ森の世界で楽しむこととし、実際この目で見にいくのは、退職してからの老後の楽しみにとっておくことにしよう。